魔法陣をご存知ですか?
今回は、普段おまじないや、タロットカード占いの周辺の色々なところに見かける魔法陣。
今回は魔法陣について、そして魔法陣に関するタロットカード占いのスプレッドについてお伝えします。
魔法陣について
魔法陣は、実は日本独自の名称で、日本のサブカルチャーにおいて魔法陣は発生しました。
もともとは西洋魔術で悪魔から身を守るために書かれた「魔法円」が元となっているといわれています。
この魔法円は元々、力の循環を表す円だけで成立していました。
その魔法陣と魔法円の違いですが、まず魔術用語として正しいのは「魔法円」です。
そして魔法円は「結界」で、魔法陣は「出入り口」といったイメージです。
魔法円は結界として悪魔から身を守るものであり、魔法陣は術者の魔力を増福、抑制する調節弁のような働きをするものだとされています。しかし、その種類によっては、悪魔や召喚獣、使い魔などを呼び出す異界との扉のような働きをするものや、場の邪気などを払うといったものも存在します。
元々は記号として成立していた魔法陣も、現在では宗派それぞれに対応した図形や呪文、記号などを入れることによって、魔法の方向性が明確になり、力を集約しやすくなりました。
また魔法陣は本来、それ単体で魔法として機能し、記された内容も魔法の行使に必要な図形や記述が主となっています。そういったところから、魔法陣は内容的には簡易魔道書といったものとされています。
日本において、魔法陣はおまじないとして使われることが一般的です。
しかし魔術というものには常に危険がつきまとうので、真摯な気持ちでルールを守り使うことをおすすめします。
ちなみに、魔法陣に用いられる代表的な図形としては、五芒星(ペンタグラム)と六芒星(ヘキサグラム)があります。その他にも、七芒星や八芒星なども存在していて、これらをまとめて星型多角形といいます。
タロットカード占いと魔法陣
タロットカード占いをする時に、魔法陣の上で行うとインスピレーションが冴えるとして、占いの際に使われる方も多いです。
他にも、魔法陣の持つ強い浄化作用を利用し、デッキやパワーストーンなど、占いに使う道具を魔法陣の上に置き浄化するということも可能です。
このままでも悪霊を払い、魂を浄化する力があるのですが、部屋のできるだけ東側に置いておくことで、その部屋を平安な場所へと浄化してくれるという効果もあります。
魔法陣スプレッド
タロットカード占いのスプレッドの中には、魔法陣という名を持つスプレッドも存在します。
それが「魔法陣スプレッド」です。
問題解決のために必要なものや、現在解決するために足りていないものを読み解くことのできるスプレッドです。
「魔法陣スプレッドの展開方法」
カードに問いかけたい内容を心の中で静かに思い浮かべながら、タロットカードをよくシャッフルし、カットします。
カードを配置していきます。
使用するカードは9枚です。3列3段の四角形を作ります。
1.一番下の列の真ん中に1枚目を置きます。
2.一番上の列の左側に2枚目を置きます。
3.真ん中の列の右側に3枚目を置きます。
4.一番上の列の右側に4枚目を置きます。
5.真ん中の列の中央に5枚目を置きます。
6.一番下の列の左に6枚目を置きます。
7.真ん中の列の左側に7枚目を置きます。
8.一番下の列の右側に8枚目を置きます。
9.一番上の列の中央に9枚目を置きます。
「カードの配置と意味」
1.支配を表しています。
2.生活について示しています。
3.善悪を表しています。
4.行動について示しています。
5.探求について示しています。
6.良識について表しています。
7.知識について表しています。
8.権力について表しています。
9.神性について示しています。
神秘的な魔法陣について、そしてタロットとの関連についてお伝えしました。