78枚のタロットカードにはそれぞれの意味が込められており、どれも占う際には自己の解釈が非常に重要になってきます。しかし、本来のカードの意味を知っておくことも大切です。この記事では、大アルカナの最後のカード「世界」についての意味や解釈法などをご紹介いたします。

絵から読み取る

世界の絵柄は、月桂樹の輪の中に二本のバトンを持った女性がおり、周りを天使・鷲・牛・ライオンが囲む絵柄となっています。比べていただければすぐわかると思うのですが、このカードは10番の「運命の輪」と絵の構図が似ています。運命の輪の天使たちは象徴的なものでしたが、世界では非常にリアルな造形になっています。これは世界では彩りが加わって、成長・進化を遂げたなどの意味があるとも言われています。月桂樹の輪も印象的ですね。その当時月桂樹は高貴なものとされていたことから世界を表現しているとも考えられています。そして世界の女性は布を巻いていますが、実はこれは両性具有であるという説も。他のカードでは性器をそのまま描いているのにこちらは隠しています。これには隠された驚くべき事実という意味が含まれており、完成の裏側にある物などを表現しているとも考えられます。

No.21のThe Worldに隠された意味

本来このカードには成功・完成・目的達成などの意味が込められています。タロットカードの中でもとても良い意味を持ったカードで素晴らしいのですが、これで完結という意味でもあり、これ以上にはいけないという意味もあると言われています。質問によって、最終結果がこのカードだった場合は全ての願いが達成されるという意味も。
もしこのカードが正位置だった場合の解釈として、障害や問題を乗り越えてその先に良い結果が待っている状況やシンプルに幸せになれるというように読み取れます。自分の望んだ形になり満足できる、視野が広がり視界が開ける、まさに運命の人とであることが出来る、本当の幸せを見つけることが出来るなどとても良い意味がありますが、これらを本当に実現させるにはその状況に満足して感謝すること、しっかり幸せを感じることも大切です。
そして、もちろん逆位置で出ることだってあります。その際の解釈は一般的に、今まで進めてきた物が中途半端で終わってしまうという意味も。現状維持に必死で発展できない、期待がはずれ失望してしまう、物事が途中で行き詰まりそのまま終わってしまうなどの解釈例があります。これには、しっかりと現実を見ること、得られた幸せで満足し欲張らないこと、あきらめないことが対策法として挙げられます。

さいごに

愚者から始まった22枚の大アルカナの最後のカード「世界」の解釈についてご紹介いたしました。基本的に良いカードではありますが、やはりどんな形でも終わりを示すカードでもあり非常に重要なものです。これには終わっていくものを受け入れなければいけないという意味もあります。出た結果を軽んずることなく心に置き、今の幸せを噛みしめながらあきらめずに目標に向かっていくことが大切です。そうすれば一度物事が終わったとしても、もっと自身を成長・昇華させる新たな目的も見つかるでしょう。