タロット占いで登場する魔術師のカードにはとても多くの情報と可能性が詰め込まれており、リーディングに集中力を使い少し難しいです。この記事ではタロットカード1番目の大アルカナ「魔術師(THE MAGICIAN)」についてご紹介いたします。

絵に隠された意味

魔術師のカードには実に多くの要素が詰め込まれています。白いローブに赤いマントに身を包んだ魔術師が、自分の魔法を見せようと舞台を開いています。大アルカナ一番目のカードと魔術師の頭上には無限を表すマーク、腰のウロボロスを象ったベルトでスタートから終わりのない所まで進むことが出来ると表わしています。これにはこの世のあらゆるものを生み出せる力があるとも言え、テーブルの上には小アルカナのスート、棒・聖杯・剣・金貨が置かれています。これを舞台上で観客が必要な分だけ創り出すのです。白いユリと赤いバラに囲まれた魔術師はまるでヒーローさながら。他の人にはない力で自分だけの魅力を見せるというのが魔術師の意味なのかもしれません。自分のためだけに力を使うのではなく人を楽しませたり刺激を与える役目があります。ちなみに、大アルカナ「塔」でも赤いマントを羽織った男が落ちていましたが、これは魔術師ではありません。魔術師のように赤いマントを羽織れば飛べると思ったのでしょうが、これで飛べるのはこの魔術師だけなのです。

カードの意味や解釈法

タロットカードには0番目として「愚者」がありますが、78枚の本当の1枚目はこの魔術師とも言われています。始まりの1から∞のマークが印象的ですね。これには、物事の始まりと無限の可能性を表した意味とも言われています。
正位置の場合は、今の環境の中で自分にしかない力を活かして自力で道を開いていける努力や前向きな気持ち、成功を意味しています。新しい環境の中新たな人間関係を築いたり、新しい出会いによって将来に希望が出たり、物事に積極的になれたりなどがあります。基本的に新しい始まりに関係することが多いですね。個性を生かし、新しい環境を受け入れることが成功の秘訣です。一つ解釈例をご紹介いたします。自分のはっきりした意思を持って前向きに進めばそれは確かな力となるでしょう。その力を自分自身で操らなければ意味がありません。今のうちに準備が必要です。という解釈もできます。
逆位置で出た場合は、自信を持つことが出来なくて目標へ向かい歩き出す力が薄れている状態で、周りについていけないという環境を表しています。臆病になってしまいつい消極的になってしまったり、状況に流されてしまったり、現状を変えるのを恐れている場合もあります。この対処法は自分の力を取り戻し基本から見直すこと、環境を一変させることです。こちらも一つ解釈例をご紹介いたします。自分を疑っているのではないでしょうか。自信が無いのか自分自身に嘘をついているのか、どちらにせよどうしても勇気が出ないのであればそれは諦めた方がよいかもしれません。というのも一つの解釈例です。

さいごに

「魔術師」のカードは大アルカナということで多くの解釈法があり人によってすべて違うと思いますが、新しい始まりというのが重要なテーマになっているカードです。もし結果に出てきたとしたら、希望を持って自分の力を人に見せつけてやるような勢いで挑むことも時には大切かもしれません。