一人の男が、左右の足で、一枚ずつペンタクルを踏み、さらに両手で一枚を抱きかかえている上に、頭の上にもう一枚載せています。このカードは、変化を望まない現状維持のスタンス、所有欲、金銭への執着心、人を支配しようとする意志などを表します。また、正位置・逆位置ともに遺産相続のトラブルに巻き込まれる危険性を暗示しています。

正位置

今の自分の経済状態に満足して、現状を維持したい、今あるものを失いたくないという気持ちが働いています。モノだけではなく、人間に対しても強い執着心や所有欲を持っていることを表します。

・恋愛において

片思いの相手や恋人、パートナーに対して、強い愛情を感じています。ひたむきで、一途な思いを寄せられるのは、うれしいことですが、過度に執着すると、相手に負担を感じさせてしまいます。時にはドライな態度を見せた方が、相手の気持ちをより惹きつけることができます。

・仕事において

職場での現在の地位に満足し、現状維持を願っています。ただ、職場で人の上に立つポジションにいる人は、部下に対する支配欲が強く、それが今後、トラブルに発展する暗示です。部下の意見に耳を傾けるようにしましょう。企業経営者、フリーランスの人は、現在の安定した取引先との仕事だけに満足せず、新規顧客の開拓を始めると、いい方向に進みます。

・金運

お金を浪費することもなく、堅実です。ただ、お金は使ってこそ生きるので、貯めることだけにこだわらず、有意義な使い方を考えましょう。遺産相続のトラブルに巻き込まれる可能性がありますが、自分自身がきちんと収入があり、生活の基盤が安定していれば、何の問題もありません。

逆位置

金銭、モノ、人への強い執着心を表し、他人からは、強欲で支配欲の強い性格だと思われている可能性があります。

・恋愛において

恋人やパートナーを束縛する傾向があります。 相手の行動をチェックして、煙たがれたり、時には、高圧的な態度に出ることにより、次第に相手の気持ちは離れていく可能性もあります。恋人への不満がたまっている人は、相手が何かをしてくれない、と文句を言うのを止めて、自分から相手に対して何かをすることに務めると、二人の関係が好転します。また、裕福そうな人とお金目当てに付き合いを始めると、実はたいへんなケチでがっかりという結果になりかねません。

・仕事において

周りの人間に野心家だと思われています。それは悪いことではありませんが、時に金儲け主義者のような発言が悪い印象を与えているようなので、注意しましょう。また、自分で築き上げて来た地位を脅かされるような状況にあるかもしれません。

・金運

お金を貯めることが目的化しています。また、他人からはケチだと思われているようです。あてにしていた遺産が手に入るまでに少し時間がかかりそうです。

まとめ

作り上げた地位や人間関係を守ることは間違いではありませんが、守りに徹してしまうと、この変化の大きな時代にうまく対応できなくなります。人間関係はある程度流動的な方が、いいものをもたらし、悪いものを排除する効果もあります。特に恋愛関係は、相手に執着しすぎると、関係が悪化します。来るものは拒まず、去る者は追わずくらいのスタンスを意識して心がけると、人も自然に周りに集まり、いい関係を保つことができます。