慈愛に満ちた顔をした女性が、飢え苦しんでいる人々に、食べものを分け与えている様子が、このカードには描かれています。正位置は、他人に対して寛容で、情け深い人柄を表しています。逆位置は、自分の利益のみを追求する、私利私欲の強い性格を表し、そこには他人を羨む、嫉妬するという感情も見え隠れしています。

正位置

寛容な性格、損得を考えない誠実な対人関係、無償の行為などを表します。

・恋愛において

見返りを求めない純粋な恋愛感情を意味します。恋の駆け引きなどをせず、相手が喜ぶようなことを素直にしてあげましょう。その方が、思いが伝わり、いい関係が長続きします。また、多少のわがままは大目に見てあげると、相手からの信頼感が強くなります。

・仕事において

自分の損得を考えずに、仕事仲間をサポートすると、それが、昇進、抜擢など大きなチャンスにつながります。飲み込みの悪い部下や後輩にも根気強く仕事を教え、また、傲慢な態度の上司に対しても腹を立てず、頼まれた仕事を快く引き受けましょう。まもなく、報われる時が来ます。

・金運

人のためになることをすると、それが自分に戻って来て、金運が上がります。チャリティ、 ボランティア活動などに積極的に参加するのもいいかもしれません。それらの活動を通じて知り合った人から、いい就職先を紹介されたり、仕事で協力的なパートナーになる可能性があります。

逆位置

正位置とは正反対の、自分の利益を優先する利己的な人間性、他人の成功への羨望、嫉妬の念を表します。

・恋愛において

もし、恋愛がうまくいっていないとしたら、それは自分の都合ばかり優先して、相手への思いやりが足りないからではないでしょうか?または嫉妬心が強いせいかもしれません。多少の嫉妬心を見せることは、愛情の深さを証明することにもなり、交際相手は喜ぶかもしれませんが、度が過ぎると、気持ちが冷める原因になりかねないので、注意しましょう。

・仕事において

自分の業績を上げることばかり考えたり、チームで行った仕事の手柄を独り占めしようとしたり、また、自分だけラクをしようとしたりすると、職場での人望をあっという間に失います。他人は見ていないようで、けっこう見ているのだということを肝に銘じましょう。取引先に対しても、相手の利益を優先すると、最終的に自分の利益につながります。目先の利益ばかりを追わず、損して得取れ、の心がけで、物事を長い目で見るように心がけましょう。

・金運

お金を他人のために使うのは無駄、自分だけのために使うべき、という考え方を持っていれば、一件、お金がたまりそうですが、 不思議と金運に見放されます。投資に失敗したり、おかしな儲け話に引っかかり、借金を抱える恐れがあります。

まとめ

本当に豊かな人は、他人に自分の富を分け与えることができる人です。また、「情けは人の為ならず、巡り巡って我のモノ」ということわざもあるように、人のために何かをすることは、結果的に自分にいいものをもたらすことになるのです。ただ、自分の利益のために、人に何かをする、という態度は、得てして、人に見抜かれてしまうもので、却って私利私欲の強い人間だと捉えられてしまう可能性もあります。