タロット占いを行う上でのタブー
占い全般に言えることですが、タロット占いにも、いくつかタブーとされることがあります。
このタブーを破ると、正しい結果が出ないばかりか、最悪カードがストライキを起こして今後占ってくれなくなります。
今回は、そんなタロット占いのタブーについて見ていきましょう。
タロット占いをする上で、タブーとされることは大きく4つあります。
それは賭事に関すること、試験の結果に関すること、人の生死に関すること、占う回数についてです。
それぞれについて、なぜタブーであるのかを説明していきましょう。
賭事に関すること、試験の結果に関すること
そもそもタロットとは、どのような種類の占いであるかを考えてみましょう。
タロットは、人間の潜在意識をキャッチして未来を占う占い方法です。
ですから、人の意思が介入しないものは不得意であるという特性があります。
賭事や相場、ペーパーテストの結果に関することはその最たるもので、特に人の精神的コンディションが結果に反映されないようなものは占ってはいけません。
ただし、たとえばFXや株、麻雀のような、自分の気持ちやコンディションが結果を左右するようなものについては、現在自分自身が勝ちやすい状態にあるかどうかは占うことができます。
競馬などは騎手の状態も結果を左右しますから、たとえばこの番号の騎手のコンディションはどうかといった面からのアプローチは可能と言えます。
試験についても同じく、受験者の心身のコンディションや、面接試験が終わったあとに面接官の自分への感情について占うことは可能です。
ただし、その場合あくまで体調や精神状態が占えるだけであり、賭事や試験の結果が分かるわけではないということは理解しておくべきでしょう。
ですから結局は占っても当たらないことが多く、そのためいたずらに気持ちを乱すだけになるので、占うこと自体が推奨されていません。
人の生死に関すること
人の生死に関することも同様です。
生死については人の意思が介入できる範囲を越えているからです。
人の生死はタロット占いだけでなく、占い全般で占うことがタブーとされている事柄です。
運が悪いときというものはありますが、それがイコール死ぬときという訳ではありません。
自分は死んでしまうからと思い込んで、本当はそうではないにも関わらず自暴自棄になってしまうこともありえます。
そういった無意味な思考に惑わされないためにも、人の生死は占ってはならないことになっているのです。
占う回数について
タロットや易のような占い方法は、同じ質問について何度も占うことは禁じられています。
これはタロットが人の思念をキャッチして占う占い方法であり、何度も同じ内容で占っていると占い結果を受けての占う人自身の雑念が入ってしまうためです。
同じように、心が乱れているときに占うと、自分自身の意思が入り込んでしまい、正しい結果が表れません。
占う際は質問内容をよく吟味し、心を冷静にし、一度の質問に全身全霊をかけて占うことが求められます。
また、タブーとまではいきませんが、深夜に占うことも、浮遊霊の介入を受けて正しい結果が占えないという話もあります。
占う時間に規定はありませんが、目が冴えていて落ち着いて占える、午後七時から十時くらいにかけてが最適と言えるでしょう。