愚者という表面的な意味だけではない

愚者は、家も仕事も持たない放浪者で、何事にも縛られない自由気ままな姿となります。そこから変化や柔軟さ、これからの期待などを表しています。現状に不満がある、物事に前向きな姿勢、何かを期待をしている、といった状態にあるはずです。新鮮さを伴う変化や楽しみを探しているとも言えます。人の真の姿、真の幸せ、真の目的を示唆してくれます。

正位置の愚者

新たな始まり、新しく始まる出来事についての興奮や情熱を表します。柔軟な姿勢でいると様々な運を呼び込みます。従来の立場や役割にこだわらなければ、何かがつかめることを示します。周囲に惑わされず、心の欲求に従うことで、チャンスが広がることになります。思い切って全てを捨てて、本来の自分のスタート地点に立つと、運勢が開くはずです。

・恋愛において

新たな可能性に満ちた恋や自由な恋愛がもたらされるはずです。何事にもとらわれない自由な発想で付き合えます。理想の相手と出会い、理想通りに進展することが考えられます。束縛などがなく後先を考えない関係、個性的な恋人との出会いを示唆します。無邪気で純粋な感覚を持ち、真実の恋を求めていることも示します。

・仕事において

独創的や芸術的な感覚に優れているはずです。クリエイティブな分野で力が発揮できます。芸術家や芸能関係で、大成することが考えられます。ベンチャービジネスを起こしたり、アイデアを形にすれば、成功する可能性が高まります。夢を追って楽観的に物事を始めたり、転職する好機が到来している場合もあります。

・金運において

後先をあまり気にせずにお金が使えたり、使うことを示唆します。お金の心配がなかったり、心配をしていないことを示します。束縛のない金銭感覚が幸いすることも災いすることも考えられます。

逆位置の愚者

物事を中途半端な状態にしない、やるべきことをしっかりと実行することなどが大切であると指し示すカードになります。現状から一歩踏み出すことや、自由に突き進む時期ではないことを示唆します。考え過ぎているか、考えることを放棄していることも考えられます。どこか思い切りが悪く躊躇し、心残りがあるはずです。

・恋愛において

恋人がなかなか見つからないことや、恋愛をしても長続きしないことを示します。自分中心で、勝手気ままな恋愛で、将来性が見えないことも示唆します。恋愛相手に心の余裕がなかったり、経済的に裕福さがないことが考えらます。自分や相手に恋愛に対する責任感がなく、遊び感覚の要素が強くなるはずです。新しい恋愛に向き合うことができず、興味がない場合もあります。

・仕事において

現在の仕事が安定していなかったり、不安定な仕事に就くことを示唆します。見通しが甘く無謀とも思わることをしたり、計画性のなさから失敗を招くとされます。夢ばかり追って地に足がついていないことが考えられます。組織に適応できず失業し、職を転々とする可能性が高まります。

・金運において

定まった収入が入らないことを示します。収入がない上に支出は多くなる場合もあります。後から考えると必要もないものを衝動買いすることが考えられます。計画的に貯蓄することは途中で投げ出す可能性が高まります。お金の貸し借りにルーズになりがちです。

まとめ・自由さに関わるカード

楽天的で自由気ままな姿が表されるカードであることがわかります。一口に愚者と言っても、表面的な意味だけでなく、そこに秘められた意味合いには深いものがあります。正位置では、この自由さが、ポジティブに作用するので、充実した人生が享受できるはずです。逆位置では、この自由さが無計画などのネガティブな面を強く押し出すので、人生の不安定さがより一層増すことになります。このカードが出てしまった場合、良くも悪くも変わろうとしていることの表れにもなります。心に抱いている願望など深く掘り下げると、より有意義な占いとなるでしょう。