人気のタロットカード占い
占いには多くの占術がありますが、根強い人気を保ち続けているのがタロットカードです。
複数のカードに描かれた絵などに意味が込められているカードで、占い内容により数枚引く、または決まった場所に置くというスプレッド(展開法)により、その意味を読み取る占いです。
絵に神秘性があり、カード一枚一枚に込められた意味を読み取って占うという方法は特に女性に人気があります。
このタロットカードには色々な種類があります。
一般的に知られているタロットカード以外に、最近特に人気急上昇のタロットカードがあるのです。
ルーンタロットカードとは
現在占いサイトなどで大人気となっているのは、ルーン文字が描かれた「ルーンタロットカード」です。
ルーン文字というのは古代より魔術や呪術、護符に使用されてきた文字で、ルーンタロットカードはこれをカードとして使います。
デザインとして24個の古代ルーン文字がカードに記されており、それを暗示する絵が描かれているものが主流です。
最近では、ルーンストーンが描かれていない1枚が加えられた25枚を利用することが一般化されてきました。
これを引くことによって、そのルーン文字に込められた意味を読み取って占います。
正位置と逆位置によって意味はほぼ反転しますが、ブランクと呼ばれる「何も表示されていないルーンストーンカード」には逆位置が存在しません。
一般的なタロットカードとルーンタロットカードの違い
昔から使われてきたタロットカードは、人物を中心とした抽象的な絵で構成された
0から21の22枚の大アルカナを主とするカードで占います。
大きな意味を読み取ることが可能な大アルカナのみを使うことが普通になってきており、小アルカナは補助的にしか使われなくなってきています。
この方式のタロットカードは大アルカナカードの抽象的な絵が、繁栄や幸福を表す太陽や星、または崩壊や不幸を表す塔や悪魔など、運勢を暗示するしっかりとした意味を持ちます。
「愚者」である0カードがあるのは「未知」「出発点」「基本」を表現しており、アルカナタロットカード占いの原点という解釈もあり、展開方法により良いカードにも悪いカードにも解釈が分かれます。
全てのカードに正位置と逆位置があり、意味が変わってきます。
幸運を表すポジティブなカードが逆位置に展開された場合、良くない運勢を表すことになります。
そしてルーンタロットカードの場合、絵ではなくルーン文字に意味が込められています。
絵で読み取るのではなく記された文字で占うタロットカードであるのが普通のタロットカードと違う、ルーンタロットカードです。
普通のタロットカードと同じで正位置と逆位置で意味が反対です。
普通のタロットのように、ケルト十字法やヘキサグラムなどの面倒な並べ方、つまり展開図を覚える占い方法を使うことはほとんどありません。
ワンオラクルという方法を使う、つまり一枚引いて一度で最終的な運勢を占ってしまうことが一般的です。
これは普通のタロットでもその点は同じですが、普通のタロットカードの場合は、隣り合ったカードとの組み合わせで意味が微妙に変化するなど、細かく占えるというメリットがある反面難しさもあるので、軽く今日の運勢を占ってみようという場合にルーンタロットカードは手軽です。
用途で使い分けられる、ルーンタロットカードとアルカナタロットカード
ルーンタロットの文字には、財産や所有を表す「フェオ」や喜びを表す「ウィン」など、前向きで幸福感のある言葉があり、覚えるのも簡単です。見慣れない文字を、繰り返しているうちに覚えていたというほど簡単なのがルーンタロットカードです。
正位置のカードにはネガティブな言葉がほとんどないので、タロットカード占いを楽しめるという意味でも、ルーンタロットカードに人気が集中している理由のひとつです。
複雑に、今後の予定や運勢を占いたい時に様々なスプレッドを使うアルカナタロットカードを、そして手軽にヒントを得たい時にはルーンタロットカードを、と用途と目的に応じて使い分けることが出来ます。
絵に意味が込められて複数を色々な展開方法で占うことが出来るカードと、文字に意味が込められて一枚引くだけで占えるカード、それが一般のタロットカードとルーンタロットカードの違いです。