七つのカップが宙に浮いており、それぞれのカップから、花、人の顔、ドラゴン、へびなどが顔をのぞかせている・・・神秘的で幻想的なこのカードは、夢想、妄想、空想、迷いなどを表しています。正位置は、夢想、空想している状態を表し、逆位置はそこから抜け出て、地に足をつける、あるいは迷いの果てに何かを選んだ状態を表します。

正位置

空想壁、妄想、迷い、夢見がちな性格などを表します。非現実的なものを追い求める、現実逃避をするの意味もあります。

・恋愛において

夢見がちな性格です。また、理想の恋愛象、パートナー象にこだわり過ぎるあまりに、なかなか人と付き合うことが出来なかったり、婚期を逃しているようです。恋人のいる人も相手への要求が強すぎて、それが別れの原因になってしまうことが多いようです。カップルは、付き合っている相手が、仕事第一で、結婚を真剣に考えてくれません。この状態はしばらく続きそうなので、結婚を望む場合は、別れることを考えた方がよさそうです。また、先のことを考えていない、気まぐれな恋愛、浮気、不倫などを暗示しています。

・仕事において

予定通りに仕事を進めるのが苦手です。仕事のアイデアは豊富なのですが、 現実的ではなかったり、数字的な根拠が欠けているようなプロジェクトを提案するので、なかなか受け入れてもらえません。ただ、周りの反対をものともせずに、強引に進めたプロジェクトが大成功して、称賛されるようなこともあります。

・金運

金銭感覚が欠けています。見栄をはって、人におごったり、高価なプレゼントをしたりして、困窮することもあります。賭け事で大金を失う恐れもあります。

逆位置

夢から覚めて、現実を直視するようになる、あるいは、色々と迷ったあげくに自分の進むべき道を選択する、というような意味を持ちます。現実的になる、冷静になる、堅実さを身に付けることを表します。多趣味を意味する場合もあります。

・恋愛において

複数の相手から求愛されるなど、モテ期を迎えて、はしゃいでいられましたが、きちんと一人の相手を選ぶことを迫られます。曖昧なままにしておくと、気が付いたら、周りに誰もいないという状況に陥るかもしれないので、注意しましょう。交際相手がいる人は、結婚の話が具体化するでしょう。浮気、不倫をしている人は、清算すべき時です。そうしないと本命の相手を失う可能性があります。

・仕事において

仕事の判断力が冴える時期です。データに基づいた地に足のついたプロジェクトを進めると、成功します。またはプロジェクトを見直しを図り、縮小した方がかえって、大きな成果を上げる暗示があります。自分のやりたいことが明確になり、仕事を転々と変えていた人も適職を見つけられます。今まで、非正規雇用社員だった人は、正社員として採用されるチャンスが訪れます。

・金運

無計画にお金を使っていたことを改め、貯蓄することを考え始めます。家計簿とまでいかなくても、小遣い帳のようなものをつけると金運が上がるでしょう。

まとめ

人生には、夢をたくさん見て、自分の理想的な未来像を空想するような時期が必要です。ただ、いつか現実を直視して、地に足をつけなければいけない時が来ます。ただ、強く願ったことは現実化することが多いので、堅実な人生を歩みながらも、時には、空想、夢の世界に身を置いてみるのも、いいかもしれません。