タロット占いを嗜んでいると、時に自分以外の人間を占う時があるかもしれません。自分がタロット占いをやっていると聞けば、特に女性ならば「じゃあ私を占ってみて!」と言う方も多いのではないでしょうか。今まで自分のためだけに占っていた技術を他人の前で披露するのは不安やちょっと恥ずかしい気持ちになってしまいますよね。自分の読み取ったことを適切に伝えるにはどのようにまとめればよわかりやすいのか、悪い結果が出てもそのまま伝えてよいのかなど、わからないことも多いと思います。この記事では他人を占う際に気を付けたい事をご紹介いたします。
占うにあたり基本的な手順
どのスプレッドでも、最初は一貫してよくシャッフルして、カードを並べていきますよね。では他人を占う際にはカードのシャッフルなどは一体どうすればよいのでしょうか。実はこれに正解は無く、占い師や流派によって異なります。質問者からは質問だけを聞き、のこり全ての工程は占者が進める場合もあります。シャッフルした後にカードを分けるのだけ質問者にしてもらうなど本当にそれぞれあるため、とくに初心者の方はこだわらなくても良いと思います。でも質問者の意思をカードは読み取るのですから、カードを混ぜる作業などは質問者にしてもらった方が信憑性もありますし良いのではと個人的には思います。質問者自らについての問いならばやってもらうのがよいですが、第三者の気持ちや動きなどを占う場合は占者が全て進めてしまっても良い気もします。質問によって変えるのもありなのではないでしょうか。
占いをしっかり聞いてもらうために
気の置けない友人ならばわざわざ改まって丁寧に言う必要はありませんが、あまり知らない人を占うことも時にはあると思います。そんな時は、言ってしまえば正確な意味を時間をかけて考えることはありません。これは決してお粗末に伝えても良いという事ではなく、最低限の意味や流れを感じ伝えるのは大切です。しかし占ってもらう相手はおそらくタロットカードについてあまり知らない人物です。貴方が占ってくれるのをきっと楽しみながら見て、言葉を聞いてくれるでしょう。緊張するとは思いますが、他人を占う際の話術というのは占い師にとって非常に重要です。感性(リーディング技術)と話術さえあればタロット占いは誰でもプロの占い師になれてしまうほど。そこで深い意味を読み取って考えるのに時間を掛け、頭の中で上手く整理できずにちぐはぐなことを伝えてしまっては相手も不思議に思ってしまいます。それならば解説書に書いてあるようなカードの意味と質問を照らし合わせた最低限の流れだけでも教えてあげましょう。マジックと同じで、相手はどんな結果になっているのか、今何をしているのかというのは術者が堂々としていれば全く分かりません。自信を持ってありのままの結果を伝えましょう。悪いことを隠す必要はありません。が、少しオブラートに包むことは大切です。
さいごに
他人を占う際に気を付けていただきたい事を二つご紹介いたしました。どちらも今まで自分だけを占っていた方から見たらあまり考えた事無かったものではないでしょうか。そのような機会があった際には是非参考にしていただけたらありがたいです。もっと多くの人が占いに興味を持ったら前向きになれる方が増えるかもしれませんね。