タロット占いでは様々なスプレッドが用いられますが、その中でも総合運を占うのに最適な「ホロスコープ・スプレッド」についてご存知でしょうか。ホロスコープという単語は占星術に用いられる天体配置図のことを指すのですが、それに形が似ていることから名づけられました。この記事ではタロット占いで使うホロスコープ法についてを詳しくご紹介いたします。
カードの展開法
ホロスコープ法ではカードを13枚使い、そこから運勢についてを導き出します。カードは大アルカナのみでも78枚フルで使っても問題ありません。ではカードをよくシャッフルして一つにまとめたら置きましょう。一番左にカードを置き、そこから逆時計回りで12枚を置いていきます。4枚目が6時の方向に、7枚目が3時の方向、10枚目が12時の方向、そして最初に戻り1枚目は9時の方向にあると思います。13枚目はその中央に来るように置いてください。この12枚で一年のそれぞれの運気を占い、最期の1枚は総合的な結果・流れを示しています。ではカードの意味についてをご紹介いたします。
それぞれに込められた意味
1枚目・・・自分自身について
2枚目・・・金運、経済状況や手持ちの物
3枚目・・・勉強、仕事、コミュニケーション
4枚目・・・家庭・プライベート
5枚目・・・恋愛・娯楽
6枚目・・・健康運
7枚目・・・対人関係、結婚運
8枚目・・・死や生について
9枚目・・・海外などの旅行や思想について
10枚目・・・地位、権力、成功
11枚目・・・友人関係、希望
12枚目・・・潜在的なもの、問題や秘密
13枚目・・・総合結果、全体的な流れ
これらを表していると言われています。西洋占星術で用いられる1月~12月をこの12枚が意味しているようです。そして上記の意味ではなく、1月から12月の運勢を知りたい場合もこれで占えます。その際にはシャッフルする前にしっかりとその質問を集中させてから展開しましょう。開いてからどちらかに決めるというのはいけません。そしてタロット占いで見える傾向は1年が限界だと言われていますので、出来れば3カ月のうちの運勢など、もっと短く考えて占った方が良いかもしれません。1年以上の運勢となると、それこそ西洋占星術で本格的に占った方が良いかもしれません。占う前にどの時期までの運勢を知りたいのかを決めておくことが大切です。特定の運勢をもっと細かく知りたい場合はカードを1~2枚追加して占っても問題ありません。カードが多いため読み取る情報も多く、細かく状況を知ることが出来るためこれからの1年を占うのには非常に適していますね。
さいごに
ホロスコープ法について詳しくご紹介いたしました。1年の総合的な運勢を占うことに長けているこのスプレッドを使って、新年に占ってみるというのもおみくじのようで新たな目標が決められるかもしれませんよ。是非一度はチャレンジしていただきたいスプレッドでもあります。先の事は誰にも分らないからこそ、少しでもヒントを知り危機や問題を回避たいのは人間でしたら当たり前のように思う事だと思います。12枚のカードから得たヒントと最後の1枚が示す意味を受け入れられないかもしれませんが、どんな出来事でもいつかは必ずやってきてしまいます。その対処法を考える際の占いと思っていただいても良いかもしれません。