タロット占いで過去・現在・未来を占うには?
タロット占いには、様々なスプレッドが存在しています。
その中でも、過去から現在、未来まで、一連の流れで見ていくスプレッドは特に多く存在しています。
今回は、どういったスプレッドが過去、現在、未来を占うのに適しているかを見ていきましょう。
過去・現在・未来を占うのに適したスプレッド
<スリーカードスプレッド>
過去、現在、そして未来と、時間経過で占いたいならば、スリーカードが最も単純明快です。
並べ方は、左から順番に三枚一列に並べ、一枚目を過去の状況、二枚目を現在の状況、三枚目を未来の状況(質問に対する最終的な答え)として解釈するだけです。
<ケルトクロススプレッド>
ケルトクロスにも、過去、現在、未来を示すカードが含まれています。
上の画像は並べる順番を示したものですが、この画像で言えば、「1」が現在、「5」が過去、「6」が未来ということになります。
さらにケルトクロスの場合、「10」のカードが最終結果となり、この最終結果がスリーカードにおける三枚目にあたります。
ですからケルトクロスでは、未来を「近い未来」、最終結果を「未来」として言い換える場合もあります。
詳しいそれぞれのカードの意味は、
一枚目が現在
二枚目が問題や対処
三枚目が顕在意識
四枚目が潜在意識
五枚目が過去
六枚目が未来
七枚目が本人の立場
八枚目が周囲の環境や相手の気持ち
九枚目が希望や恐れ
十枚目が最終結果
になります。
<ヘキサグラムスプレッド>
ヘキサグラムも、ケルトクロスと同じく、過去、現在、未来を示すカードが含まれます。
ヘキサグラムの場合、上の画像の、「1」が過去、「2」が現在、「3」が未来となります。
「7」は最終結果であり、これもまたケルトクロスと同じように、未来を近い未来、最終結果を未来として表現することがあります。
一枚目が過去
二枚目が現在
三枚目が未来
四枚目がとるべき行動
五枚目が周囲の環境や相手の気持ち
六枚目が問題や障害
七枚目が最終結果
になります。
<ホースシュースプレッド>
ホースシュー、つまり馬の蹄鉄(アルファベットのU字)の形にカードを並べるやり方です。
左上から順にU字を描くようにカードを置いていき、左側に三枚、真ん中に一枚、右側に三枚のカードを置く形になります。
それぞれのカードの意味は、ヘキサグラムスプレッドと同じです。
ここで、「カードの意味が同じならヘキサグラムでもホースシューでもどちらでもいいじゃないか」と思われるかもしれません。
実際、こだわらない人はどちらのスプレッドでも構わないのですが、やはり占うなら少しでも的中率を上げたいものですよね。
ヘキサグラムスプレッドもホースシューも、呪術的な意味合いを持つ記号を描くスプレッドです。
ヘキサグラムはダビデの星とも呼ばれる魔除けのマークであり、錬金術においては真の知恵を授けてくれる賢者の石を象徴しています。
ホースシューはダビデの星よりも魔除けの意味合いが強く、幸運を授けてくれるモチーフとなっています。
二つのスプレッドの違いは、言ってみればカウンセラーのタイプの違いのようなものと考えると良いでしょう。
ダビデの星は知識が豊富で判断能力が高く、現実的なアドバイスをくれるカウンセラー。
ホースシューは相談者の運を高めてくれるようなアドバイスをくれるカウンセラーと考えましょう。
夜中は浮遊霊が占いに干渉するとも言いますから、夜中に占うときはホースシューを用いるようにしても良いでしょう。