タロット占いには様々なスプレッド(展開法)があり、占う質問ごとに分けたりスプレッドによってカードの意味・解釈がまた変わってきたりとあり、初心者の方にはなかなか難しいと思います。タロット占いを始めたばかりだという人は、まず一枚のカードから意味を読み取る練習をしてみましょう。この記事ではタロットカード一枚引きでの占い方法をご紹介いたします。

占う際の手順

タロット占いには、占い始める前に絶対にしないといけないことがあります。それはタロットカードに問う質問をしっかりと決めること。これが揺らいでいたり曖昧だったりすると的確な答えが出せなくなってしまいます。しっかりと何を聞きたいかを考えて決めておきましょう。その質問を心の中で思い浮かべながらカードをシャッフルします。カードを裏向きにして両手を使いぐるぐるとかき混ぜるのが良いですね。そしてまとめた後もトランプを切るようにもう一度シャッフルしたら効果的です。そして一枚カードを引くのにも名前がついており「ワンオラクル」や「ワンカードスプレッド」と呼ばれています。選び方はカードの束の一番上をひいても、扇状にして一枚抜き出す方法でも構いません。初心者の方ならば78枚のフルデッキよりも、22枚の大アルカナのみを使って占った方が結果がわかりやすいためおすすめです。では今回は例として「自分の片思いしている人は自分に対し恋愛感情を持っているか」という質問を想定して解釈の例をご紹介いたします。

カードの解釈例

上記の質問で引いたカードが大アルカナ「正義(正位置)」だったとします。この場合の解釈で一つ例を挙げます。
片想いのお相手が今貴方の事を恋愛的な目で見ているのは間違いなさそうです。しかし今一つ自分からアプローチをしようとは思っていないのかも。今は貴方が自分にふさわしいかを冷静に判断している最中です。目に見える性格や行動はチェックされていると思った方が良いかもしれません。ですのであまりよろしくない振る舞いやネガティブになりすぎないように気を付けてください。前向きで明るいという印象があれば、もっと気持ちを傾かせることが出来るかもしれません。という解釈もできます。
一枚引きの占いでもこれくらい読み取る内容を膨らませることもできます。これにはカードをパッと見た際のインスピレーションとリーディングの力が必要ですが、何度も占って練習していると次第に少しずつですがコツを掴めるようになってきます。最初はひとまず解説書を片手にカード自体の意味を知りながら、そこに自分の思う意味や解釈を混ぜて一つの結論を出してみましょう。

さいごに

タロット占いに「必ず」という物は存在しません。それはカードの意味であったりスプレッドだったり、プロの占い師の言うことが必ず当たることだってないのと同じで必ずこうだからきっとこんな展開に行くということはありません。タロット占いが示してくれるのはあくまで助言です。問題を解決したいと思うのならばその対処法などを教えてくれるものですので、何事も占いだけに頼りすぎないように自分の力を使ってその道を辿っていきましょう。辿る道を見つけるのも自分の力です。